Vol.39|知的財産戦略の総合サポート

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光ファイバー通信

 光通信が家庭内にも導入され、インターネットを使って大容量の映画などのコンテンツを気軽に家庭でみることができるようになっています。
遠隔地に情報を伝達するためには、のろしを上げたり、光の点滅で通信を行っていた時代もありました。曇りなど遠くを見渡せないときには到達距離は限られ、しかも空気中では発散があり、何十キロメートルの先に伝えることはできませんでした。
ガラスの管の中に光を通し信号を伝える技術は、1966年にイギリスのスタンダード電気通信研究所がガラス繊維の中に光を通す実験をしたのが始まりといわれています。
これよりも30年前に、外部の光線を遮断する導管を通じて通信を行うアイデアが日本の電気通信研究所によって提唱されて、特許が取得されています。
1936年(昭和11年)に出願され、特許第125946号「光通信方式の改良」として特許になっています。実施例には光導管としては水晶棒が提案され、テレビジョンなどの信号の伝達に最適という記載がありました。

光ファイバー通信

本内容はJPDSから発行された書籍「企業活動と知的財産~なぜ今、知的財産か~」から一部抜粋して知的財産の基礎的な知識をお伝えしています。



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