Vol.45|知的財産戦略の総合サポート

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標準化と特許

スマートフォンを巡って、アップル社とサムスン社が熾烈な訴訟合戦をしており、どちらも譲りません。

サムスンが対抗上、スマホの信号のやり取りのデータを効率的に送信するのに必須の技術を巡り、サムスンに対してアップルが所有している特許の使用を認めないのであれば、自社(サムスン)の特許を使わせないとする訴訟を起こしたのです。

例えば通信機器であれば、機器相互に通信を行うために技術的な規格を決めます。この規格に採用された技術(標準化技術)に使われる必須特許は、参加希望者に誰でも使わせるように宣言(FRAND宣言)することが求められます。

裁判所では、サムスン特許は標準化に必要な技術で、公正合理的な、非差別的な条件で権利を使わせるための宣言(FRAND宣言)をした特許であり、ライセンスはしなくてはならないとされてしまいました。

標準化と特許

本内容はJPDSから発行された書籍「企業活動と知的財産~なぜ今、知的財産か~」から一部抜粋して知的財産の基礎的な知識をお伝えしています。



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