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ゲーム業界の知的財産活動のサポートをスタートしました

2023年 9月 5日

 

 

日本パテントデータサービス(以下、JPDS)は、ゲーム業界で重要性が増している知的財産活動の中でも基本的な業務の一つである特許のSDI(Selective Dissemination of Information(情報の選択的提供))業務について、その概要作成やゲーム特有の分類付与を実施し、10社以上のゲーム会社に提供することでその業務活動のサポートを開始しました。

 

特許公報は実際にゲームをプレイするように明確で分かりやすいものではなく、文章で権利範囲や技術内容を表現しており、多くの時間をかけて精読することが必要です。JPDSでは、毎日のように発行されているゲーム関連の特許公報を調査担当者が精読し、その特許がすぐに理解できるような「概要」を作成し、「ゲーム業界SDI概要作成サービス」として提供します。

また、このサービスの付加的要素として「概要」の他に「評価」と「分類」を付与しています。「評価」とは、調査担当者が第三者の目線から見た特許の重要性・汎用性等を検討して付与するものです。「分類」とは、格闘ゲームや音楽ゲームなどのゲームジャンルに注目した「ゲーム分類」及び技術的側面に注目した「技術分類」を付与するものです。

 

 

この「ゲーム業界SDI概要作成サービス」は、定期的にゲーム業界の各社がどのような権利を取得しているかを確認・把握できることだけにとどまらず、JPDSの特許情報検索サービス「JP-NET/NewCSS」をはじめとする社内の「特許検索データベース」に情報(「概要」や「評価」、「分類」)を取り込み、蓄積をしていくことにより、特許調査の検索時のワードインデックスとしての活用、公報精読時の内容理解の促進、さらには、特許分析、マップ作成、IPランドスケープといった特許の戦略的活動の際の、基礎情報にもなりうる重要な情報として活用が可能です。

今後、この情報の蓄積によって、提供先企業の調査業務や分析業務の効率化に大きく貢献することができると考えています。

 

また、この「ゲーム業界SDI概要作成サービス」では、10社以上のゲーム会社に対して同サービスを提供することにより、1社のみに提供する場合に比べて、提供費用を大幅に削減しています。本サービスは、ゲーム業界全体として他社の権利を尊重して事業活動を行っていく雰囲気の醸成に大いに寄与するものと考えていますので、本サービスに興味をお持ちいただいた方は、利用企業として加わっていただくことを歓迎します。 

 

 

なお、本サービスのスタートにあたり、JPDSは国内大手である株式会社カプコンと株式会社バンダイナムコエンターテインメントの協力を得て、ゲーム業界特有の特許情報に関する知見を深めました。具体的には、JPDSは株式会社カプコンと株式会社バンダイナムコエンターテインメントと意見交換を行いながら、「概要」の作成方法、「評価」の判断基準の策定、「分類」の構築や付与ポリシーなどをブラッシュアップしていき、ゲーム業界の特許実務者に対して納得感のある特許情報を提供できるノウハウを獲得しました。


今後も継続的にJPDS調査担当者同士でも専門性を高め、精度向上を目指した取り組みを行っていく予定です。

 

 

JPDSは本サービス提供を通じて、特許情報サービスの専門性をさらに向上させることで、特許調査などでも専門性を活かしたサービスの提供が可能になることに加え、提供する特許情報検索サービス「JP-NET/NewCSS」の情報蓄積ノウハウや活用方法の知見の習得、機能拡張のヒントとしていきます。

 

 
このようなサービスはゲーム業界のみでなく、その他の産業界でも実施ができます。
興味を持たれた方、ご要望などがある場合は是非、お問い合わせください。

本サービスの利用企業(50音順) 掲載以外にも社名非開示の企業が複数社参加

本件に関するお問い合わせ先

ゲーム業界の企業で新たに提供希望の方や、他業界での同様の取組みのご相談もお待ちしています。

 

日本パテントデータサービス株式会社 企画室

TEL. 03-3580-8021(代表)

FAX. 03-5512-7810


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